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本気になんかならない

第5章 レスポワール

今夜、彼女の誕生日を祝う。

足取り軽く登校した俺のロッカーに、
見慣れない紙袋が入ってた。

ああ、また誰かがロッカー間違えたんだな。
中身をのぞくのも紳士じゃない。

これで気づくだろ、と
俺はロッカーの上に置いてあげた。

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