
『untitled』
第5章 赤いシクラメン
二人きりの甘い時間。
仕事も何かも忘れて。
「大野さん!お願いします!」
「もう、帰ろうよ…恥ずかしいよ」
どこかで聞いたことのある声がする。
潤の熱に侵され、耳もやられちゃったのかなぁ…
眼鏡をかけ直し外を伺うと…
うちの所属タレントだった。
「どうしました?」
大野さんに声をかけた。
「櫻井様、松本様、お待ちしておりました。いつものお部屋のご準備は整っております」
礼儀正しく頭を下げられた。
「ってか、雅紀じゃん!なにしてんの?」
スイートルームが並ぶ部屋の廊下で、いい歳した男性が5人。
「あっ、潤!ちょうどいいところに来た!スイートルームってどんな感じ見せて?」
「「「「えっ!?!?!」」」」
相葉雅紀。
彼もうちの事務所に所属するタレントだ。
雑誌の専属モデルをしていて、最近、本当に最近、バラエティーやドラマなど、仕事の幅を広げた。それが当たり来年度は主演映画が決まった。
そして、その彼の隣で顔を真っ赤にして小さくなっているのは、相葉のマネージャー。
二宮和也。
彼は半年前から相葉のマネージャーとして働いている。
彼に変わってから相葉の仕事に対する熱意が変わったように俺は感じてるいるが…
この二人の関係って…
「なに?ニノちゃんも見たいでしょ?スイート!」
「俺は、いいって…櫻井さんたち来たし、帰ろう?ね?」
「えっー!!せっかく来たのに~!じゃぁ、ニノちゃんの家行ってもいい?」
「…わかりましたから、帰りましょ?ね?」
俺たちに手を振る相葉と、頭を深く下げる二宮。
面白い。
「なんか、面白い二人…」
「ったく、邪魔しやがって…」
スッと俺の腰に腕を回す潤。
「それでは、素敵な夜をお過ごしください」
バドラーの大野さんに見送られ部屋へ入った。
「雅紀もやっと、振り向いてもらえたみたいだからなぁ~」
「まさか、二宮と交際してるんですか?仕事はちゃんとしてんのか、あいつは…」
「それ、翔が言う?」
ベッドに腰掛ける潤の膝の間に体を入れ両手を握られる。
「そ、そっか、俺が言っても説得力ないか…」
「もういいじゃん。俺のことだけ、考えて?」
腰に腕を回しギュウっと抱き締められた。
仕事も何かも忘れて。
「大野さん!お願いします!」
「もう、帰ろうよ…恥ずかしいよ」
どこかで聞いたことのある声がする。
潤の熱に侵され、耳もやられちゃったのかなぁ…
眼鏡をかけ直し外を伺うと…
うちの所属タレントだった。
「どうしました?」
大野さんに声をかけた。
「櫻井様、松本様、お待ちしておりました。いつものお部屋のご準備は整っております」
礼儀正しく頭を下げられた。
「ってか、雅紀じゃん!なにしてんの?」
スイートルームが並ぶ部屋の廊下で、いい歳した男性が5人。
「あっ、潤!ちょうどいいところに来た!スイートルームってどんな感じ見せて?」
「「「「えっ!?!?!」」」」
相葉雅紀。
彼もうちの事務所に所属するタレントだ。
雑誌の専属モデルをしていて、最近、本当に最近、バラエティーやドラマなど、仕事の幅を広げた。それが当たり来年度は主演映画が決まった。
そして、その彼の隣で顔を真っ赤にして小さくなっているのは、相葉のマネージャー。
二宮和也。
彼は半年前から相葉のマネージャーとして働いている。
彼に変わってから相葉の仕事に対する熱意が変わったように俺は感じてるいるが…
この二人の関係って…
「なに?ニノちゃんも見たいでしょ?スイート!」
「俺は、いいって…櫻井さんたち来たし、帰ろう?ね?」
「えっー!!せっかく来たのに~!じゃぁ、ニノちゃんの家行ってもいい?」
「…わかりましたから、帰りましょ?ね?」
俺たちに手を振る相葉と、頭を深く下げる二宮。
面白い。
「なんか、面白い二人…」
「ったく、邪魔しやがって…」
スッと俺の腰に腕を回す潤。
「それでは、素敵な夜をお過ごしください」
バドラーの大野さんに見送られ部屋へ入った。
「雅紀もやっと、振り向いてもらえたみたいだからなぁ~」
「まさか、二宮と交際してるんですか?仕事はちゃんとしてんのか、あいつは…」
「それ、翔が言う?」
ベッドに腰掛ける潤の膝の間に体を入れ両手を握られる。
「そ、そっか、俺が言っても説得力ないか…」
「もういいじゃん。俺のことだけ、考えて?」
腰に腕を回しギュウっと抱き締められた。
