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Secret2

第20章 全ての卒業




よく見ると・・向こうのオフィスの人たちも集まっていて・・・・・。


「・・いや、・・・マジ・・4人とも・・俺ら憧れてて・・本当は・・超淋しいっす・・」


健二は少し目をこすって言った。


・・・・健二・・・・


「・・・皆さんが・・教えてくれたこと・・・無駄にしないし・・・結城さんが・・体張ってくれたこと・・絶対無駄にしないっす!・・んっ・・・・」


「・・・・・はぁ・・・あのさー・・・男が女の子の前で泣くなよ(笑)」


涼が言った。


「だって俺ー・・・・超楽しかったから・・・こんな凄い人達の下で働けて・・・幸せでした!!」


「俺もっすよ・・(笑)・・・マジ尊敬してたし・・これからも・・多分頼っちゃいますよ・・・」


拓海が言った。


「・・・結城さーん・・・・この人たち・・・暴走するからぁ・・うっ・・・お願いしますねーー・・」


健二がボロボロ泣きだし言った。


「・・・健二・・・・ん・・(笑)・・・分かった・・・ちゃんと・・見とくね・・」


「・・・はぁ・・もう行くぞっ!!」


涼は私の肩を抱き・・・下を向いてエレベーターの方に行った・・・。


淳と一樹と達也も追うようにして・・・エレベーターホールへ・・・・


ドアが開き・・・私たちが乗り込むと・・・・


「・・・ありがとうございましたぁ!!!・・・・」


ドアが締まり・・・皆は少し黙ったまま・・下を向いている・・・・。


・・・・皆・・・頑張った・・証だ・・・。


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