テキストサイズ

先生の秘密

第3章 ◎VS

画面をスクロールしていく。
───────────────
やべー辛い。
やっぱり、俺の好きな人はあいつのことが好きなんだよ。
幼なじみのことが。
だって違うし。見せる表情とか態度が。
やっぱり特別なんだろうな。
俺なんか、ただの先生だもんな。
適うわけない。
わかってるのにただ悔しいんだ
何もできない自分が
今日だって本当は言いたかった。
こっち来いって。
車乗れって。補習やるぞって。
でも言えなかった。
俺は幼なじみに負けた。
一緒に家に入って行くのをただ見てるしかできなくて。
やっぱり俺は…教師だから…。
───────────────
あたしは続きを読むのをやめた…というか読みたくなかった…。
胸が苦しかった。
先生…。
あたし、苦しいよ…。
あたしは、どうすればいいの…?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ