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先生の秘密

第1章 ◎あれ…先生?

あたしは和樹に抱きしめられていると判断するのに時間はかからなかった。
「…お前が心配だったから」
そう、真剣な声が耳元に響く。
「…………………」
いきなりすぎて頭が…
「なーんてなっ!ばーか!なにそのアホ面」
「…え?ちょっともう~和樹!」
冗談でよかった。和樹がおかしくなっちゃったのかと思った。
「ここのこと心配してくれる奴なんかいねーよ」

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