
Deep Night《R18版》
第2章 No.217
お腹と背中がくっ付くんじゃないかというくらいぺたんこにへこんだお腹を擦りながら仕事を再開する。
あの男がおかしかっただけでいつも通り、小汚い部屋で行う仕事は乗って出すだけだと慣れ親しんだ客との行為に再確認した。
でも少しだけ物足りなさを感じた。
あの感覚になれない。
痺れるような気持ちよさに身体に残る浮遊感のような余韻はあの男でしか味わえない。
それを別の男で実感する度にあの男の顔が浮かんでくる。
ふるふると首を振って切り替えるが切り替える必要もなかった。
「よう」
偉そうに声を掛ける男が目の前に居るからだ。
「なんでまた練習なの!?」
「お前と一緒で覚えが悪いからな」
ケラケラと笑いながら縄を持つ男は「亀甲縛り」と言ってニーナを縛り付けた。四股が背中に向かってがっちりと固定される。秘部を食い込む縄に少し痛みを感じながらも男は満足そうにニーナを見下ろした。
「お前すぐ股広げっから今日は亀になってろ」
