
Deep Night《R18版》
第2章 No.217
男の指だけで絶頂を迎えたニーナは息を荒々しく吐き出しながら潤んだ瞳で男を睨み上げるように見上げた。
「こんなの練習じゃない!」
「これも一種の練習だろ」
「違うっ!あたしに乗って出したら終わり!それ練習違う!」
「だったら俺なりの練習だと思え」
「もっ、やっ…んん」
やだやだ、と腰を引くニーナに再び指を沈め掻き出すように激しく律動させる。ぐちゃぐちゃに濡れた秘部から弾け飛ぶ飛沫。シーツに広がる染みの数だけ何度も身体を震わせ絶頂を迎え声が枯れるまで意味も無くニーナは喘ぎ叫んだ。
「ーーアッ…アッ、んッ」
「あーまたイクのかよ。ココ気に入ったか?」
つん、と蕾を弾いては指で挟み捏ねるように揉み潰すとニーナは腰を浮かせて逃げる。それでも逃がさないと指で秘部を引っ掻けるように折り曲げて上壁を押し上げる。
「ソコやっ、ん、やだ…ぁっ」
「練習だろ?諦めて派手にイッちまえよ」
全身がだるくなって感覚も曖昧になった頃にようやく男も練習を終わらせた。ヒクヒクと秘部を痙攣させ虚ろな目で男を見つめるニーナに指を見せる。
「ふやけちまったじゃねーか」
舌打ちをしながらタオルで指を拭く男はちょうど部屋に入ってきた男に「これいくら?」とニーナを指差して聞いた。
「当店はどれも非売品ですので申し訳ありません。しかし常連になれば話は別です」
「……なるほどな」
ニヤリと笑う口許をボーッと眺めてたニーナはいつの間にか真っ暗な世界に意識を沈めた。
