
ただ今嫉妬宮発動中!
第2章 嫉妬宮その2~N×J
潤 side
オレは……
一体どうしたいんだろう。
止めたいって和に伝えたのに。
結局、また和に溺れた。
バカなの?オレ?
身体が……抗えない。
和の愛撫に……結局。
同じ事の繰り返しで。
自分の言いたいことを和に伝えたけど。
和は……オレを。
離す気は微塵もないらしい。
和が言ってる「死んじゃうよ」は。
はったりじゃないってオレには分かるから。
結局の所。
その言葉の鎖に縛られてるオレ。
オレだけならまだしも。
オレが、和に身体の関係はやめたいって
伝えた事で。
「あいつのせいか?」
って和は言った。
……翔君。
今日の和は、翔君が原因で。
あんなになってたんだよね?
ずっと自分だけって思ってたのにさ。
教室で、友達が出来てたオレに……
嫉妬。
してたんだよね?
泣いてた和に、毛布をかけてあげた時。
和の事は大好きだって思ったけど。
和の為にも、この関係は早く
終わらせなきゃいけないって思ったから
伝えたのに……
和には、伝わらなかった。
それに。
翔君に、危害が及ぶのは絶対嫌だって思った。
「殺すよ?」
は、和の半分本気で。
全部が、本音だと思うから。
怖くなった。
翔君は関係ないから。
せっかく出来た大事な友達だから。
和の嫉妬に巻き込まれないよう。
オレが、和を見張ってなきゃいけない。
………………。
和。
双子の大事な片割れ。
オレは。
このまま、まだ
お前に抱かれ続けるのかな……
to be continue…
