
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第3章 伯爵と通り魔
「はい――――…気を付けます」
私はそう言ってテディベアをディスプレイの中に置いた――――…と、誰かが…ショーウィンドウからこちらを覗いているのが見えた
ん?と、覗いている人物を見ようとしたが人影はサッと私の行為をかわした
「オーナー…また来ます――――…」
「ん?行くかい?――――…また、遊びにおいで…」
オーナー不思議そうに私を見送ってくれた――――…
私はアンティークショップを出て…店のなかを覗いていた人影が向かった方へと足を進めた
何だか嫌な予感がした――――…
警察官の勘だろうか
視線が…なんか不愉快だった――――…
何事もなければ、それはそれで安心である
私は覗いていた人物を追いかけ住宅街へと続く路地を曲がった
