
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第3章 伯爵と通り魔
と、ニッコリ微笑んでいた姿は何処にもなく!
目を血ばらせ私のドレスをガッチリ掴み脱がそうとしている!
「キャァ!なっ、なんですか?」
「さぁ、ボーッとしていないで脱いでください!早く早く、ん?どうしました?大丈夫!ここには私たちしかおりません!ほら!」
言葉遣いは丁寧なのに、脱がそうとする態度や目は尋常じゃない!
「有森様――――…素直に脱ぎましょ、店主が、とこうなると…ご主人様でも手に負えませんから!」
「///えええ――――!」
「店の服好きなの着ていいから!」
――――…結局私は、ロリータドレスショップの店主から身ぐるみ剥がされてしまった…
適当にそこにあったドレスを慌てて着替えたが――――!
サイズがよろしくない…
皆――――…大きい…
「~やっぱり…有森様のサイズはお子様売り場でしょうか?」
「そうですね」
ピノ彦君と白本さんがニコニコしなから、店の子供売り場へ向かう
白本さんなんて…「孫にも1着いいですか?」と、アレキサンダーにおねだりまでしている!
もう、私は慌てて着たブカブカなロリータドレスのまま皆の後を着いていくしかなかった…
