
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第7章 伯爵とピノ彦
「そう言えば…ピノ彦君って、アレクの所で働いて何年なの?」
ここに私が来て――――…更に数月…
テキパキと働くピノ彦君の存在に少し疑問を持ち始めた…
使用人の一人ではあるのだけど…何だか他の使用人さんとは違う感じがする
エロい会話もちょいちょいあるし…たまに醸し出される二人だけの世界とか…あるんだよなぁ…
「ん?僕ですか?長いですよ」
「長いって――――…」
ピノ彦君は見た目12歳ぐらいだから――――…産まれたときから?とか、かな?
「かれこれ――――…100年以上は一緒にいますね」
――――は?
「ん?」
「“ん?”って――――…またまたぁ~」
一瞬固まったが…笑顔でピノ彦君のジョーダンを聞き流そうとした
「有森様ったら――――…本気にしてませんね?」
