
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第6章 伯爵と訪問者
「早速――――…お願いできますか?
喉が乾いて…しょうがないんです――――…」
「分かった…」
アレキサンダーは自分の腕をテーブルの上に置いてあった…手術用のメスで傷付けると――――…
血が滴る腕を野村に突きつけた――――…
「なんか、物分かりがいいと不気味ですね…早く終わらせたい理由でも有るんですか?」
「いや、仕事が立て込んでるんだ」
野村は「まっ、いいですけど」と、言って差し出された腕から出ているアレキサンダーの血を舐め――――…
傷口に唇を密着させダイレクトに血を飲み始めた!
――――…そう、野村は定期的にアレキサンダーの血を飲みにこの屋敷に通っていたのだ…
「くっ――――…相変わらず…飲むスピードが…早い…ぞ――――…空…」
チュッ――――…チュ~~~~~っと、傷口から喉を鳴らず勢いで血を吸いだしている
「///あっ、くっ、くう――――…はぁっ!」
「――――変な声出すの止めてください」
「すまん――――…つい…」
野村はその後も気にせず血を飲み続けた
「///くっぁっ、あっ、くっ――――…」
「んぐっ、んぐ…ぷぁっ!」
野村がアレキサンダーの腕から離れたのは――――…
吸いはじめて一時間後だった――――…
