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WーWING

第7章 二人だけ

 すぐに、リモコンでチャンネルを変える優雅。


 そして、画面に映ったのは……。


 ラガーマンのような肉体の、白人と黒人の男性が、ボロニアソーセージのようなアレをしゃぶり合っている。


「おう、外人さんだぜっ!! やっぱ、腹立つくらいデカイな」


 優雅は、指差して爆笑している。


 その横で、隼斗は青ざめていた。


 やがて、黒人が絶頂に達したのか、白人男性の顔に、匂ってきそうな濃い男根汁を大量にぶちまけた。


 優雅は手をパンパン叩いて、爆笑。


 どこに笑いを誘うポイントがあるのだろう?


 そこに女性が欲しい。


 3Pでいいから、女性を絡めろ。


 いくら強く願っても、用意された映像が変わるわけがない。


「隼斗、俺達は男同士。周りの目から見れば、確かに異質だろう。だが、女性の目から見れば、注目される。その注目の目を、さらに強くさせるように俺達二人、いくところまでいこうしゃないか」


「僕には、その“いく”が、別の意味に聞こえるんだけど……」


「よし、とりあえず風呂にお湯をためよう。それまでは、この映像を見て、研究しようじゃないか」


「本気っ!?」

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