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貴方の涙は俺が拭くから ON

第40章 貴方の為に出来る事を4 ニノ



「おはよ、ニノ」
「・・・おはよ」


あぁ、何で俺はこんなにぶすっとした声出してんだ?


「必要ないと思うけど一応言っとくと これは・・・」
「必要ないと思ってんなら 言わなくてもいいんじゃない?」

「・・・・・・」

潤君が鼻白む気配
大野さんが驚いて潤君と俺を等分に見てる


「・・・・・・」

誰も何も言わない
最初に沈黙に負けたのは 負い目がある俺だ

「ごめん、・・・わかってるから」


それだけ言うと 廊下へと逃げ出した



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