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貴方の涙は俺が拭くから ON

第39章 貴方の為に出来る事を3 智


3-2

「ごめん・・・ホントの事言うと ちょっとだけ 変な感じする・・・」
「この間みたい?気持ち悪い?吐きそう?」

「あ、ううん。そんな程でも無い、大丈夫」
「・・・ならいいけど・・・」


一歩離れたところにしゃがみこんだニノが
下から俺の顔を覗き込んでくる

何だか恥ずかしくなって 俺も一緒になってしゃがみこむと
同じ高さになったニノの茶色の瞳が 
蜂蜜みたいな甘い色になった




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