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桜の咲く頃にまた君と

第9章 初めての君の家


「君が春樹くんか?

いつも桜がお世話になっている」


やっぱり桜のお父さんだ


僕はすごく緊張してきた


自分の娘が倒れたんだ


もう外には出さないとか


もう娘には会うなとか


「桜からいつも話は聞いてるよ

ちょっと話そうか」


そう言われて自販機の前の椅子に座る


「なにか飲むか?」


「じゃあコーヒーをお願いします」


コーヒー渡される


「ありがとうございます」


この沈黙は辛い


何を言われるのか分からないが絶対嫌なことだろう

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