テキストサイズ

桜の咲く頃にまた君と

第9章 初めての君の家

待ってる間ずっと不安だった


もしかしたら検査で悪いところが見つかるかもしれない


余命が短くなるかもしれない


僕がこんなこと考えてたらダメだ


一番辛いのは桜なんだから


僕は桜の前でしっかり笑ってなくちゃ


桜が毎日楽しめるように


明日が来ることを喜べるように


病院で待っていると綺麗な女の人としっかりした男の人が歩いてきた


桜のお母さんとお父さんかな


とりあえず立ち上がり頭を下げる

ストーリーメニュー

TOPTOPへ