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ROOMMATE

第3章 ルームメイト



「んー全然長くはないよ。
俺も先月入ったばっかだし」


ああ…そうなんだ。
やっぱり住人の入れ替りは激しいのかな。


「ちょっと待ってね、飲み物取ってくるけど
なんかジュース飲む?」


「えっ良いんですか?じゃあ頂きます…」


おっけー!と言うと遥人さんはパソコンを置いたまま
荷物を持って2階に上がって行った。


ふーーーっ…


ちょっと緊張してたけど、
フレンドリーな人でなんか安心した…


1人ぼーっとしてると階段を降りる足音が聞こえ
遥人さんがキッチンに戻ってきた。


手にはペットボトルのカルピスと
缶のメロンソーダを持っている。


「ごめん甘いのしかないけど、どっちが良い?」


「いえ…ありがとうございます!
んー…じゃあカルピスで!」


「ほい、これ」


手渡されたジュースを受け取ろうとすると


「よし、これで俺に借りが出来たね」


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