テキストサイズ

僕ら× 1st.

第21章 健闘 --Ar,Thk,Kn,Shu

かろうじて残る聴覚に、湿った音が響く。
腟内の空気がグプグプと恥ずかしい音をたてる。

もう、こんな、こんな、いややぁ……っ。

なのに、抗えない。
もうすぐそこまでキテる予感。

容赦なく彼の指は動き、クリをも攻めだす。
筆や舌の微妙な刺激とは格段に違う、繊細ながらも強い誘い。

「っ……ぁぁあンっ」

頭の中で何かが放たれたように恍惚が広がってく。

「あぁ……」

暫く、時が止まったような漂う感覚が私を包む。

ジワジワとしびれる中で私が息を吐くと、指を入れたままのサトが顔を上げて満足げに微笑んだ。

「桃湖。潮吹いた、ね」

荒く呼吸する私をじっと見つめる。

「もしかして、初めて?」

私は何も言えずに頷き、サトを見つめ返した。

「可愛いなぁ、桃湖は」

サトの顔が私に近づき、キス。
しょっぱくて甘いトロトロのキス。

ああ、ヤバイ。
私、ハチミツバターにはまりそう…。
彼のこと、変態だなんて言われへん……。

気持ちよすぎて……。

余韻をむさぼる私を置いて、彼は服を脱ぎ始める。
…今まで着てたん。
ってことは、その服、シミだらけやない?
シーツももう……。

お尻の付近に手をやると、そこはぐっしょりと濡れていて。

「っ!これ、このシーツ!びしょびしょ!」

慌てた私が身体を起こすと、「いっぱい吹いたもんね」とサトは笑った。

「さ、ヒクヒクは止んだかな?」

私の脚を開いて、テラテラと光るアソコを覗き、「また、食べたくなった」と顔を沈ませる。

ベッドの上でヌルヌルになった私たちは、お互いにトロケあい、重なった……。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ