テキストサイズ

僕ら× 1st.

第1章 初期状態 --Ior,Shu

クチュクチュ…。

すぐに溢れだすソコに、奥まで入れた指を小刻みに動かし震動を与える。

「ああっ、それダメっ!すぐイッちゃう」

身体をそらせた彼女は目を閉じてあえぐ。

「じゃあ、こっちはどうかな?」

少し抜きだして、ザラつくそのエリアをこする。

「っっ、っあ……」

さっきより弱くなった反応に、俺もゆるめの刺激に変える。

「ここ、自分でも触ってみ?ゆっくりそっとでいいから。そのうちすっげ感じられるようになるかもよ?」

「そう?」

「何なら彼氏にお願いしてみたら?」

なかを優しく撫でながら持ちかける。

「淫乱女だと思われるじゃない」

そんなのクラスメイトの俺に"教えて"と言った時点で合格じゃねぇか?

「じゃ、彼氏に指入れられて触れたときに、多少大袈裟に感じる演技してみ?きっと調子にのってしてくれる」

自分のテクで感じてくれてるって、喜びだし。
自分はもちろん気持ちよくなりたいけど、相手にも気持ちよくなってほしいだろ?

俺は深い抜き差しに変えて、声をあげる彼女に微笑む。

「柊君、まだまだつきあってね?」

俺は彼女の頬に軽いキスで返事した。
そして、ふたりはいつも、別々に帰る。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ