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僕ら× 1st.

第1章 初期状態 --Ior,Shu

~本條柊side~

「うん、ちょっと痛いかも。歯は当てないで」

「あ、ごめん」

「んっ、いい。そんな感じ…」

俺は目を閉じて鏡張りの天井を仰ぐ。

「んふっ、…んっ」

「あっ。それ、いいっ」

彼女の舌が周囲に巻きつく。

「これ?」

「ああ…」

だけど、もどかしい。
思うとおりにいかない不安定な躍動感に、根元まで突き入れたくなる。
動きたいのを我慢していると、ふいに彼女の手が優しく撫でだした。

「うまいじゃんか」

「うふっ。柊君、ピクッとしたね」

「前触れもなかったし、うん。それもいい。…あとさ、そこも舐めてみて?」

「え?タマちゃんも?気持ちいいの?」

「くすぐった気持ちいい。俺はイクとかじゃないけど、そんなとこも舐めてくれるの?って嬉しい」

彼女は素直に応じてくれる。

「何かザラふにょっとして変な感じ~。しなびかけのモチ巾着みたいな」

はむはむと口に含みながら言う。

「お前、本番でそんなこと言うなよ?雰囲気だいなし」

「んー?じゃあ、これはどうだ?」

彼女はそのままチュウウと吸った。

「わっ!強すぎ!基本優しくだよ!ふざけんなら、もう挿れるぞ?」

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