
僕ら× 1st.
第5章 伊織の婚約者 --Shu
歌詞とにらめっこしているアルをリビングに残し俺はひとり、伊織個室の鍵を開け照明のスイッチをカチッと押した。
昼間のマコちゃんの言葉を疑ったワケではなかったが、確たる証拠がほしかった。
そこは伊織らしくキレイに整理された室内。
必要最低限の物しかない男っぽい部屋に、目のぱっちりしたシマリスのぬいぐるみ一体。
ホコリがかぶらないように透明ビニールに包まれている。
きっと、彼女がらみの代物だな……。
広い机の上は何もなく、その下のひきだしには…ま、普通の文房具類。
そして、箱、箱、箱……。
これって、彼女からのプレゼントが入っていたのか?
箱のひとつを開けてみると、丁寧に折りたたまれた包装紙とリボン。
まったくもってあいつらしいなぁ……。
手紙等は見あたらなかったので、箱をもとある場所に戻してひきだしから離れる。
さて、どこだ?
再度見まわすが、伊織の部屋って本当に遊び道具ひとつないよなぁ…と感心する。
ボールひとつない。
ベッド脇にのびる、くすんだ鉄パイプだけが異質ではあるけど。
伊織在室時にヘタに侵入したら、これで喉元突かれるんだろうな…気をつけよう。
部屋の奥に進んでいくと、小難しい本が並ぶ棚の…アルバム、これだ!
数あるなかからランダムに選びぬき、そっとめくりだした。
昼間のマコちゃんの言葉を疑ったワケではなかったが、確たる証拠がほしかった。
そこは伊織らしくキレイに整理された室内。
必要最低限の物しかない男っぽい部屋に、目のぱっちりしたシマリスのぬいぐるみ一体。
ホコリがかぶらないように透明ビニールに包まれている。
きっと、彼女がらみの代物だな……。
広い机の上は何もなく、その下のひきだしには…ま、普通の文房具類。
そして、箱、箱、箱……。
これって、彼女からのプレゼントが入っていたのか?
箱のひとつを開けてみると、丁寧に折りたたまれた包装紙とリボン。
まったくもってあいつらしいなぁ……。
手紙等は見あたらなかったので、箱をもとある場所に戻してひきだしから離れる。
さて、どこだ?
再度見まわすが、伊織の部屋って本当に遊び道具ひとつないよなぁ…と感心する。
ボールひとつない。
ベッド脇にのびる、くすんだ鉄パイプだけが異質ではあるけど。
伊織在室時にヘタに侵入したら、これで喉元突かれるんだろうな…気をつけよう。
部屋の奥に進んでいくと、小難しい本が並ぶ棚の…アルバム、これだ!
数あるなかからランダムに選びぬき、そっとめくりだした。
