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三角関係ときどき四角

第2章 夫と娘の秘密

強張らした身体の力が一気に抜ける。


良かった……


舞彩は真実を知らずにいた。


「舞彩。着替えて」

「先生?私の話、聞いてた?
先生とは終わりにするって言ってるんだよ」

「僕が戻ってくる間に着替えを済ませて
おきなさい。トイレに行ってくる」


多くは語らない。


舞彩は僕を裏切らずに
応えてくれるはずだから。

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