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三角関係ときどき四角

第12章 怪文書の行方

来瞳を信じているはずなのに
事あるごとに不安になる。


「大きいソファーだからイチャイチャ
出来るよ」

「エッチも出来そう?」

「ぅんッ」


それだけで気を良くした僕は
機嫌よく帰宅した。


その帰宅途中で……


「あれ?」


ポケットに入れていたはずの
虎二から預かった怪文書が……無い。


あ、着替えの拍子に落としたのか。


来瞳の部屋に取りに帰るほどの代物ではない。

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