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三角関係ときどき四角

第11章 終わりと始まり

帰宅した僕の存在は明かさず
ダイニングを覗き見ると
椅子に座る陵介くんに珠理ちゃんが
股がるように座っていた。


「モーニングエッチしようか?」

「学校はいいのぉ?」

「珠理だって、そのつもりだったんだろ?
じゃなきゃ朝からこんな格好……」


裸エプロンの珠理ちゃん……


「バレちゃった?……ん…ふぅ……」

「珠理はいつでもエッチだな。
俺だけにしておけよ」

「リョウくんてば意外と嫉妬深かったんだッ。
ぁッ……そッ……そこッ……気持ちいいッ」


声を掛けずに病院へ戻った。


珠理ちゃん……良かったね。


僕が嫉妬深い男じゃなくて。

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