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三角関係ときどき四角

第11章 終わりと始まり

しかし……


院長室のドアノブを握り
ドアを開けることを躊躇った。


ドア越しに聞こえてくる男女の営む声。


『んぁあッ……院長先生ぇッ……ぁあッ……』

『ハァッ……ハァッ……珠理ぃッ……』


珠理ちゃんは父親を手懐けていた。


その逆の可能性もあるが。


この二人の結び付きの理由が分からない。


いずれにしても父親と僕で
珠理ちゃんを共有することになる。


もしかすると……


陵介くんも……

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