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三角関係ときどき四角

第11章 終わりと始まり

「珠理ッ!うぐぐ……やめろッ!うぐぐ……」


懸命にもがく陵介くんと
それでも陵介くんから離れない珠理ちゃん。


何がなんだか分からないけど……


ただ……


珠理ちゃんが私に何かを
訴えているような気がして……


「舞彩ッ!うぐぐ……俺が好きだったのは
うぐぐ……ち……んんんッッッ」


珠理ちゃんは陵介くんの口元を
押さえながら……


「早く出ていきなさいッ!!!」


物凄い剣幕で怒鳴り
圧倒された私は部屋を出た。

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