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三角関係ときどき四角

第11章 終わりと始まり

知っていたとはいえ
夫と叔母の営みを目の当たりにして
冷静でいられるわけがない。


大丈夫。


私には竜介がついている。


こうして強くいられるのも
竜介のおかげ。


「舞彩ッ!お願いッ!リョウくんを私に
譲ってッ!舞彩には、あのカレシが
居るでしょッ!」


珠理ちゃんは頑なに
陵介くんから離れようとしない。


「聞こえなかった?席を外してと頼んでるの」

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