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三角関係ときどき四角

第10章 怪文書が招いた悪夢と進展

「陵介くんに聞いてくるッ!」

「おいッ!待てッ!」


竜介の制止を振り切って
部屋を飛び出した。


陵介くんのことも……
珠理ちゃんのことも……信じてる。


確証がほしい。


二人は何でもないって。


単なる同居人だって。


前方を歩く陵介くんの姿を目で捉えた。


一呼吸して声を掛けようとすると
陵介くんのスマホが鳴り足を止めた。


私は物陰に隠れ身を潜めた。

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