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三角関係ときどき四角

第1章 合コンの行方

戸惑いと震えが共有する中
デニムのワンピースのボタンを
ひとつひとつ外す。


「不思議……」


千夏が呟く。


「何が不思議?」

「ちっとも怖くない」

「そっか」


自分の殻に閉じ籠っていた千夏が
俺に抱かれることによって
変わろうとしている。


そんな千夏を見届けるのは
俺しかいないと思った。

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