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三角関係ときどき四角

第1章 合コンの行方

「……ゃめて……無理……ごめん……なさい」

「千夏さん?」


千夏は身体を強張らせ
声まで震えていた。


「それ……ダメなの……ぉ願い……」


覆面マスクから顔を背けながらも
タイガーマスクの覆面に
指を差している。


「あ、怖かった?そっか、そっか。
女性はこういうの苦手か」


怖がりすぎだとは思ったけど
覆面マスクをかき集めると
押し入れに突っ込んだ。

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