
完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第3章 完璧な仕事と憂鬱なプライベート
曽根を送り出し一旦秘書課に勤務予定表を確認しに向かう
久びさの自由?ストレスフリーの時間帯だ!
曽根の秘書になってから…隙さえあれば変態を出してくる曽根の相手をしなくてはならず…秘書課でゆっくりするなんて…久しぶりな気がした
「神谷さんお疲れ様です」
「実周室長、お疲れ様です!」
はぁ~…実周室長のタレ目…癒される~…
曽根より年上な実周室長だが…たまに思うのだ…
曽根より頼りになるのでは?と…
しかも、この人は周を和ませるオーラがあると…
「ん?今日は、珍しくゆっくり業務予定確認と日誌を書かれるのですね?」
「はい、曽根社長は若手の社員と飲みに行きましたので、今は時間が自由に使えるんです――――…なので、ゆっくり後処理ができます!」
「社長秘書は本当に大変ですからね…お疲れ様です」
実周室長は私に珈琲を差し出す…
はぁ~癒される~…
何だかんだで…曽根には、毎回ドキドキさせられているから
実周室長の存在は本当に助かる
