
完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第12章 【最終章】完璧な駄犬と憂鬱な秘書
それから、試着を繰り返し――――…やっと私も曽根も「これだ!」と、言うドレスにであった
「お二人の意見が一致する素晴らしいドレスに出会えて本当に良かったですね、おめでとうございます」
プランナーも、私たちの選んだドレスを見て安心していた――――…
ド変態な曽根ではあるが…公に変態ではないからドレスの感性は常識的である
それから、曽根の衣装を選び半日あっという間に過ぎてしまった
「もう、こんな時間です――――…このまま帰りませんか?」
時計を見ると退社の時間がすぐそこまで迫っていた…
「――――…でも、システム…開発中じゃないですか…」
開発チームを抜け出してきているなら…我が儘を言えない――――…
でも…
言わずに後悔なんかしたくない
「…帰ろ?///今日は…純弥さんと寝たい」
「///はい、私もです…ライカを抱き締めながら寝たいです」
