
完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第12章 【最終章】完璧な駄犬と憂鬱な秘書
「や、やる気はあるんです!」
「なら――――…見せてください…一週間後…顔をあげた姿を見せてください」
私は重い空気を全身に浴びながら会議室を出た――――…
多分…会議室は凍りついていまだに誰も口を開こうとはしないだろう…
今まで何をやっていたんだ!?あの人達は!
私はイライラマックスで社長室に戻った
「ただいま戻りました――――…」
「おかえりなさい!ライカ…凄い…悪のオーラが出ていますが…今回のミーティングも酷かったですか?」
あ…この野郎…分かってて行かせたな…
しかも、今回は曽根のガードがないから…もろに…あの雰囲気を堪能してしまった…
「///フフフ…ライカのそのオーラを彼らはどんな思いで受け取ったのやら…興奮します!」
「…オーラだけでなく…睨み、罵り、噛みついてきました――――…一週間後また、ミーティングです」
