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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第14章 ~成就する長年の恋~

「正直に言うとね
最初、水無月家の過去を聞かされた時、郁君と付き合う事に難色だったんだよ」

そりゃあ、マネージャーとしての立場なら当然だ。

「でも、郁君は有里の事だけじゃなくて、他のメンバー達と僕や周囲の人達の事まで、真剣に考えてくれてた
それだけで充分だよ」

「真根さん…。」

すると、他のメンバー達も真根さんの隣に並ぶ。

「俺達も、声優アイドルの立場として難色気味だったけど、郁の真剣な気持ちが伝わってきた」

「俺達は、2人が付き合う事に賛成だ」

「僕達の事は気にせず、郁君自身が本当にどうしたいか聞かせて欲しいな」

翔君達の言葉に、僕の中で3つの光が差し込む。

「でも、僕は…。」

それでも、有里君とは…。

「筑紫の言うとおりだよ
僕達の事は気にせず、きみ自身の気持ちが知りたい
有里や筑紫達の為なら、協力するしバックアップするよ」

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