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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第14章 ~成就する長年の恋~

「一閃斬(いっせんざん)!」

「ほう!」

隼の一撃を、竹刀で受け止める剣君。

「なかなかやるな!」

そこから、隼と剣君の激しい攻防が続く。

「隼君、やるじゃん」

「あの、剣と互角にやり合うなんてな~」

「剣君、剣道では全国レベルの強さなのにね」

有里君と翔君と筑紫君は、隼に関心を示していた。

「隼は、中学で何度か全国大会に出場した事あるんだって」

そのせいか、お互いに目で追えないぐらい、瞬速な動きをしている。

「ははは、こんな楽しい気分になったのは久しぶりだ!
俺の中の好戦の血が、もっともっと騒ぎたがっているぞ!」

ていうか、剣君ってこんなキャラだったの?

「おい、2人共!
そろそろおしまいだ!」

翔君に言われて、隼と剣君のハイレベルなバトルを中断した。

「さてと、では今更だが始めるとしようか」

翔君の言葉に、3人は横に並ぶ。

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