テキストサイズ

腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第10章 ~不穏な前兆の幕開け~

◇角川学園4階・1年B組◇

「へぇー、親の再婚かー」

「うん」

翌日、教室に着いた僕は俊樹君と数多君と南君に、親の再婚について話した。

「相手も子持ちか
案外、子持ち同士の方が上手くいくかもな
片方だけが子持ちなら、いずれ何らか問題発生するだろうし」

数多君の意見に、僕も同じ事を思った。

片方だけが子持ちだと、いずれ2人の子供も産まれる。

そうなった場合、連れ子の差が出来て扱いも酷くなるパターンも発生する。

個人的な意見では、子持ちは子持ち同士の方がバランス取れる気がするんだ。

「て事は、再婚したら郁君の名字変わるんだね」

「そう言えば、相手の人の名字とか聞くの忘れてた」

実際に会ってからのお楽しみか。

その日も、いつもどおり平和な高校生活を送る。

放課後、今日は寄り道せず真っ直ぐ家に帰った。

俊樹君達とは、駅付近の商店街へ寄り道するみたいで、途中で別れた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ