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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第10章 ~不穏な前兆の幕開け~

「うん、翔太さんの事もわかってくれたし
私と郁が、犯罪者の妻子でも関係ないって言ってくれたのよ」

「へぇ~」

普通なら、犯罪者の元妻とその連れ子と一緒になりたくないと思う筈なのに。

「あとね
その人にも子供が1人いるの」

「そうなんだ」

年上かな?年下かな?

「中学3年生の男の子で、もし再婚したら郁の義弟になるわ」

「僕、お兄ちゃんか弟が欲しかったから、ちょっと楽しみかも」

僕に弟かぁ~。

中学3年生か。

不良やヤンキーとかガラの悪い子じゃなければ、どんな子でも良いかな。

愛想が良くて、可愛げがあったらどんな子でも大歓迎だ。

「郁も多分、気に入ってくれると思うわ
相手の人も優しくて良い人だし、息子さんも格好良くて良い子よ」

格好良いのか。

格好良い弟か。

格好良い弟なら、兄として鼻が高いかも。

「お母さん、その子とも会った事あるの?」

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