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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第8章 ~ステージ上で倒れる郁~

◇車の中◇

-南視点-

「イベントの事は、さっき電話でアイツに聞きました」

『そうか』

俺は、さっき電話でソングボーイズのファンの部下から、イベントで起きた事と郁君の事を教えてもらった。

「俺、郁君に危害を加えたその女が許せないです」

『それは、俺も他の仲間達も同じ気持ちだ』

女への怒りに対し、睦月さんも同じ気持ちみたいだ。

『しかし、その女は逮捕されたんだ
あとは、郁君の意識が戻るのを祈るだけだ』

「はい、わかってます…。」


翔太さんの息子を……郁君に危害を加える輩は、全員大嫌いだ…!

『それじゃあ、引き続き奴らの調査を再開する』

「俺も、アイツを車に乗せ次第にそちらに戻ります」

睦月さんとの通話を終わり、前方からアイツがこっちにむかって歩いて来るのが見える。

「……。」

郁君、無事に目を覚ましてくれよ…。

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