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◇通天閣の前◇

「夕陽君、久しぶりに通天閣の中入って見ない？」

通天閣の前を通り、夕陽君を誘ってみた。

「良いよ～
確か、小学生以来だよね♪」

「そうそう」

最後に通天閣に入ったのは、小学６年生だったかな。

僕と夕陽君と両親ズの６人で、一緒に行った事があるのを覚えている。

「行こう」

「うん」

２人で、通天閣から見える景色を堪能したあと、天王寺に向かってまた歩き出す。

◇ＪＲ天王寺駅・改札付近◇

「郁君、今日も楽しかったよ」

「僕も楽しかったよ」

夕陽君と一緒に居ると、本当に楽しい気持ちでいっぱいだ。

「夕陽君、明日のイベントで」

「うん、明日待ってるね♪」

改札をくぐり、夕陽君に手を振って階段を降りてホームに向かう。

－夕陽視点－

「さてと、ホテルに戻ろうっと」

僕は、このまま天王寺ホテルに戻った。