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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第5章 ~ソングボーイズ登場~

◇車の中◇

-晴希視点-

「よし、いつもどおり特に異常はなしだな」

郁君達が、高校の門をくぐるのを確認した。

「そんじゃあ、報告するついでに戻ろうぜ」

「おう」

助手席に座ってる始に言われ、俺は車を元来た道へ引き返す。

◇天王寺ホテル◇

-有里視点-

「それじゃあ、みんな車に乗って」

「「「「は~い」」」」

真根さんの言葉に返事をして、僕達ソングボーイズは車に乗り込んだ。

◇日本橋アパートの敷地◇

-数多視点-

「はあ!」

「ふッ」

俺の目突き(ビルジー)を避ける研磨兄ちゃん。

「「はああッ!!」」

俺の上段回し蹴りと、研磨兄ちゃんの上段回し蹴りがぶつける。

「くッ」

俺は、足を引っ込めて後ろに下がる。

「数多、まだまだだな」

「研磨兄ちゃんが強過ぎるんだよ」

その日の放課後、俺は日本橋のアパートの敷地内で今日も、研磨兄ちゃんに稽古をつけてもらっていた。

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