僕のまーくん。
第43章 紙切れの真犯人?
【松潤、さっきの話詳しく教えて】
パパっと送信。
だって、大ちゃんはそう言ってくれたけどさ?
心配なんだもん。
今の離れてる時間もさ、かずくんが
何かされてないかとか……
嫌な目にあってないかとかさ……
もう、気になり出したら止まらないからね。
僕。
ピコンッ♪
【あいつ、ノリがおかしい!ニノにだけ
構ってビーム出してきやがるし】
!?
なんじゃそりゃあ!!
構ってビームって松潤、何それ!?
意味不明だよぉ
【だから、詳しく教えて!】
簡潔にねっ!
あ~もう、先生くるよぉっ
S「相葉君、おーい?相葉く~ん、ニノとまた
ライン?今会ってたばっかなのに、ラブラブ
だねぇ」
あぁ……しょおちゃん、うるさい!
早くしなきゃ、先生がもう来るんだよぉ
A「かずくんじゃない!ま.つ.じゅ.ん!」
雑に言い返したら翔ちゃんが
「はっ!?なんで」
ってデカイ声上げてるし!
もう、だからうるさい!
待って!
ピコンッ♪
来たっ!
【いきなり、ハグ求めてきやがった。
ニノ限定で!】
なぬぅっ!?
なんなんだ?
そいつはぁっ!!!
ニノ限定ってなんだよぉ
アホか!
僕のかずくんだかんな!
【あとから行く!!】
タップする指にこれでもかってくらい
力が入る。
ババッと松潤にそのままの
イライラした気持ちのまま送信した。
綾野君のストーカーが、かずくんに向けて
じゃないって分かって安心してたのにぃっ!
もうっ!
もうっ!
可愛いかずくんの周りは危ない事が
多すぎて、まーくん心配がつきないよぉ
なんだかんだで、先生が来て授業が
始まった。
……あと、もう1つ。
引っかかってる事が僕は前からあるんだけど。
今は、とにかくこいつ!
要注意人物を、徹底マークしに
行かなきゃだ!
あっ、忘れてた。
チラリと先生の目を盗み、太ももの上で
スマホをタップして……
はい、送信っと。
ふぅ、とりあえずこれで良しっと。
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