僕のまーくん。
第42章 綾野くんpart3学校編
J「ニノ、どこがいい?」
松本くんが二宮くんに聞いていた。
N「うーん……この中からだったら……」
J.N「図書館!」
おぉっ!
二宮くんの意見をよんでるかのように
松本くんが被せてきた。
N「フフフ……当たりぃ」
二宮くんがクスクス笑う。
慣れてる人と一緒だと
こんなによく、笑う人なんですね……
J「やっぱなぁ、涼しい所いっちゃん
選ぶと思ったしぃ~」
松本くんも二宮くんを見る目は
優しい。
終始、ニコニコしている。
J「えーと、綾野は?」
!?
あっ……俺!?
いきなり、斜め前にいる松本くんが
真っ直ぐの視線を俺に向けて聞いてきた。
……目力、半端ないですね。
えっとぉ……
「……俺も図書館、で。」
一言だけ呟くように返した。
あぁ……感じ悪かったですかね?
ちゃ、ちゃんと参加する気はありますよ?
……すみません。
なんて、皆さんの反応が気になって
内心おろおろしていたら
N「よっし!」
って隣から二宮くんがニコニコ
しながら、小さく拳を顔の前に
作ってガッツポーズしている姿が見えた。
……あっ、二宮くん的には俺も図書館に
一票投じた事で、ナイスだったんですよね?
……あぁ……よかったぁ。
なんて、思ってたら
J「俺、丸山と一緒~水族館がいい!」
うぇっ!?
あっ、そうなんですか?
松本くんが二宮くんの方を見ながら
ペロッと、舌を出して椅子を斜めに倒しながら
腕組みして、ニヤニヤしていた。
……そこ。
二宮くんと一緒に合わす訳じゃないんですね。
あくまでも、松本くんは自分がちゃんと
行きたい所を意見するんですね。
……凄いなぁ
「さとみも、やっぱり水族館がいいなぁ」
はいっ?
目の前にいる石川さんも、急に水族館推し
し出した。
J「なっ?水族館いいだろう?体験してぇよなぁ」
そう言ってる松本くんを、
隣からなんだか、うっとり……?
するような目で見つめてる石川さん。
……あっ、頬も少し赤い。
好きなんですかね?
松本くんが。
そっか、そうなんですね。
……ってことは、
水族館3票。
図書館2票。
公正な多数決なら、これでもう
決まりました……ね。
「水族館コース決定や!」
丸山くんが、ウキウキした声を上げてる。
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