
僕のまーくん。
第37章 かずくんがヤバい!?
N「理由……お前がつけてきてた、理由。
まーくんに言っていいのかよ?」
とりあえず、聞いてみる。
まーくんの驚く顔が目に浮かぶ。
「自分で伝えたいんです……」
………………。
そりゃ、そうかもしれないけどさ。
まーくん、待ってんだよな。
朝、僕が今日あんたに聞いてみるって事、
約束しちゃってるからさ。
だけど、まさかこんな事になろうとはねぇ。
全く予想外もいい所だよ。
N「……じゃ、自分で話せば?」
嫌だけど、そうするしかないかも。
こいつが、納得しない限りはストーカーは
終わらなさそうだし……
でも。
真実を知ったら……こいつ。
どうすんだろ。
まーくんを思って言えなかったけどさ。
まーくんは、僕んだから……ね。
それは、誰であろうと譲れないから……さ。
あんたの気持ちを知った上で、複雑だけど
まーくんだけは僕のものなんだから。
……やっぱり僕からは紹介なんかしたくないや。
「……わかりました。なら、今聞いた事は内緒に
しててもらえますか?先輩には……」
内緒……か。
なんだかなぁ……
なんて思っていたら、こいつが急に
「二宮くん、あなたに聞いてもらえてむしろ
良かったです!先輩の事、これから色々教えて
下さい!」
なんて、とんでもない事言われた。
