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僕のまーくん。

第33章 勘違い?



A「じゃあ、かずくん……きつくなったら 
 ちゃんと保健室行くんだよ?

 なんなら保健室行く前に、僕にLINEしてくれたら
 飛んでいくよ?

 ねっ?絶対だよ?ねっ?

 あぁ……やっぱり心配だぁ」




……………………。




靴箱の所で、もう三度くらい
同じやり取りをしてるまーくんと僕。


N「まーくん、僕もう子どもじゃないし
 全然いいから……ありがとう」


って言ってバイバイって手を振りながら

だんだんとまーくんと距離を取りながら、

自分の教室に向かった。




あっ!


そうだった!


今学期、神席をゲットしたんだった。


窓際の一番後ろの席へ行く。

……潤くんはまだか。

クラスメートがザワザワお喋りしたり
してる中、僕も鞄から教科書たちを
取り出して机に直そうとした時。


机の中を覗き込んだら





何これ?



小さく四つ折りにされた心当たりのない


紙が見えた。



手に取って広げてみる。



はっ!?


怖っ!!!

  

【いつも見てます】



一言だけ書いてある、その白い紙を
思わず机の上に投げた。



何っ!?


……僕こういうやつ苦手なんだよぉ


なんか恐怖でしかない。


封筒にも入れられてないソレは

宛名もなんもない。


思わず、キョロキョロしたけど
誰も僕を見ている奴なんかいないし。


イタズラ……かもね。

小学生の時に散々されてきたから
免疫ついてるって思ってたけど。


さすがにこの年になってからの
こういうのは……

ちょっと恐怖でしかないよぉ

只でさえ、具合が悪い今日。

こんなやつ、相手にしたくない……








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