
僕のまーくん。
第30章 ダブルデート的な?
N 「んもうっ!潤くん止めて
子どもかっ!」
まだ僕の頭の上で、プラプラ
缶ジュースを揺らしながら、
ニヤけてる潤くんを
睨み付ける。
J「クックッ…ニノ、可愛すぎっ!」
また、可愛い、言ってるし。
J「ねぇ。聞かなくてもそうだろうって
思うんだけど、一応聞いてもいい?」
N「……もうっ、何よ?」
J「ニノが、下なんだよね?」
……!?
潤くんのドストレートな
質問に思わず吹いた。
N「ブッ!はぁっ?」
J「ね?まさか相葉先輩じゃないよね?
全然想像できないから!そっちは。」
N「もう嫌だぁ!なんでそんな詳しく
話さなきゃなんないのよぉ」
恥ずかしいし、普段あんまり汗かかない
僕も今は、脇汗まで吹き出てきた。
J「ほら、冷たいジュース♪
飲みたいでしょ?ホレホレ♡」
確かに暑いし、こんな会話しながら
もう、さっきから喉がカラカラで
体が水分を求めてる。
……っ畜しょう!
潤くんめ!
N「……下」
J「はいっ?」
潤くんが僕に詰め寄り耳に
わざとらしく手を当てながら
聞いてくる。
くそっ!何回も言わせんなよっ!
N「僕が、入れられたのっ!!」
やけくそで、自分が思ってたより
バカでかい声がでて……しかも、
言葉のチョイスが!
潤くんが、大きな目をもっとぱちくり
させた瞬間。
J「ブッ!すげぇ、ニノ!やったなぁ!」
……手までパチパチ叩いてメッチャ
ウケてるし。
は、恥ずかしい!
J「はい、おめでとう!ニノ♡」
焦らされていた、缶ジュースを
しっかり両手を握られて、
渡された。
潤くんめぇっ!
J「……で?どうだった?痛いの?
やっぱり」
……まだ、聞いてくるのかよぉ!?
チラッって潤くんを、上目遣いで
睨んでも全然潤くんは気にしちゃいない。
渡された缶ジュースを
もう、我慢できずにプシュッと、開けて
N「頂き……ます」
ごくごく、一気に飲んだ。
J「はいっ召し上がれ♡クックッ」
愉しそうに笑う潤くん。
もう、早く帰りたいよぉ。
……まだまだ続きそうな潤くんの
軽い拷問みたいな質問攻め。
あぁ……早く帰りたい!
