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COLOR’S~殺したのは私~

第63章 朱夏VS一茶(SHUKA SIDE)⑩

一茶は私に隠れて沙羅に会ってはいないか。

それは一茶の仕事柄可能である。

こうして宮路所長の温もりを肌で感じている今でさえも不安は募る。

「朱夏……最近求めすぎだぞ」
「今じゃなきゃ嫌……今じゃなきゃダメなの……」

性欲の塊である宮路所長でさえ私の欲情に引いている。

それでも構わなかった。

人肌恋しいなんて生易しいレベルではなく
とにかく身体の繋がりを実感したかった。

「そろそろ遅番の奴らだって出勤してくるし……」

私と宮路所長は更衣室で抱き合っている。

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