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COLOR’S~殺したのは私~

第56章 一茶VS朱夏(ISSA SIDE)④

2014年あつぎ鮎まつり花火大会

琥珀と別れ俺だけが新潟に残った。

琥珀にも……沙羅にも未練はない。

朱夏や碧海とも連絡はとっていない。

到底そんな気にはなれなかった。

しかし悲しいことに性欲だけは事欠かさない状態で、俺は沙羅を思い出し週に二度は虚しくモノを擦っていた。

琥珀が俺の元を去った一年後の今日、新潟での仕事を終え厚木に帰れることになった。

「ただいま」
「おかえり~」

実家に帰ると玄関先で俺を出迎えたのは母親ではなく朱夏だった。

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