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COLOR’S~殺したのは私~

第18章 碧海VS一茶(AOMI SIDE)②

「このままベッド行こうぜ」
「え……恥ずかしいよぉ……」

恥じらう姿を見せることも忘れず、お互い裸のまま二階にある一茶の部屋へ向かう。

部屋に入ると青い光を煌々と放ち着信を知らせる一茶の携帯電話が目についた。

しかし一茶は脇目も触れずに私を抱き寄せ唇を重ねるとその流れでベッドの上に押し倒した。

「着信あるみたいだよ」
「そんなのいいよ」

着信の相手は琥珀だろう。

一茶にそんなの扱いされた琥珀を心の中で嘲笑う。

琥珀のことだからバイト先の誘いを断り今頃は一茶を想いすすり泣いているだろう。

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