テキストサイズ

COLOR’S~殺したのは私~

第15章 一茶VS碧海(ISSA SIDE)②

そう言いながらも琥珀に不信感を抱いてしまう。

琥珀は新しい下着を購入する度、俺に嬉しそうに御披露目する。

SEXだって積極的になってきている。

他の男に下着を見せたり自分のSEXを試したくなったのか?

俺ひとりじゃ満足出来ないのか?

朱夏にも琥珀と同じようなことが言えるのか?

俺から離れてしまうのか?

「次は一茶が暴露話して」

それどころじゃない。

やはり今夜は琥珀の元へ行こう。

琥珀が居なければ朱夏でもいい。

不安な俺を一人にしないでくれ。

琥珀か朱夏の温もりを肌で感じたい。

「早く暴露話してよ」

碧海が急かすが、俺の頭の中は琥珀や朱夏との淫らな行為のことでいっぱいである。

「私が話そうか?一茶の暴露話」

ドキッとした。

碧海に俺の心中を見透かされたか?

朱夏と琥珀のことがバレたか?

……大丈夫。

俺らは上手くやっている。

しかし碧海が浮かべる不敵な笑みが気になる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ